【ゲスト対談】
最近の新人が抱えがちなストレスとは?対策も教えます!
動画概要
今回は、ゲストとして、弊社のパートナー講師であり、
メンタルヘルスの専門家である森先生をお呼びしました!
下記の3つのテーマについてお伝えさせて頂きます!
1. 最近の新人のメンタル面での傾向
2. 新入社員が抱える、先輩への「思い込み」と「事実」
3. ストレスを抱える新入社員との関係の築き方
(弊社代表 宮脇:)
本日は弊社のパートナー講師であり、
メンタルヘルスの専門家である、
森先生に来ていただいております。
森先生よろしくお願いします。
森先生:
「こんにちは、メンタルヘルスを担当させていただいてます、森と申します。
よろしくお願いします。」
森先生とは、もう10年以上一緒に研修だったり人材育成について、
一緒させていただいております。
今日はメンタルヘルスという観点で、
いろいろ森先生からお聞きしていきたいと思っております。
森先生は、新入社員研修で4月5月に、
多くの企業の研修にご登壇いただいておりますけれども、
最近の新入社員さんのメンタルというところで、
何か傾向とか気になる点とかいかがでしょうか。
森先生:
「そうですね、3年とか5年ぐらい前までは、
もうちょっと我慢強かったかなという気がするんですけど、
3年ぐらい前から結構簡単に辞めてしまう。
その簡単に辞めてしまう理由として、
実際にあった例としては
「仲良くなれる気がしない」
社内のメンバーとまだ一か月ですよ。
ゴールデンウイーク明けに、
「仲良くなれる気がしないので辞めさせてください」と
いった方が出てくるようになりましたね。」
「仲良くなれない」と。これからですよね。
「気がしない」と「将来が見えない」ということなんですね。
そういう新入社員さんがいると、
非常に上司も困るわけですけれども、
そういう気持ちになりやすい、
新入社員さんが例えば増えてきているとして、
どうでしょうか、その新入社員さん本人たちに、
森先生からなにか伝えたいこととか、伝えてることというのは、
どんなことがあるのでしょうか。
森先生:
「まずやはりストレスの内容に、
相談しづらい、という内容があり、先輩も上司も忙しそうにしているので、
以前であれば、そんな相談する時に「そんなことも知らんのか」と
言われたくないとかあったんですけど、
2年ぐらい前からですね。
相談しづらいの理由も、先輩が忙しそうなので
「邪魔しちゃまずい、迷惑かけてはいけない」
そういう風な観点で相談しづらい、そんなこともあって、
すぐ相談がしづらいという。
ですから新入社員に伝えているのは
「もうどんどん上司に対してうざいと、思われるぐらい相談してください」
先輩も上司も一番困るのは何か問題起こったときに、
相談しなかったばっかりに、
さらに大きな問題が起きたっていうのは一番困るわけですよね。
やはり先輩も忙しそうにしているけど、
相談はしてほしいという意向があるので、
遠慮なく、うざいぐらいですね。
まず相談してください。そういう風に伝えております」
そういうことですね。
相談がそもそもしづらい、忙しそうだからしづらいと、
それで結局相談しないと仕事が進まなかったり、
悩みがどんどん膨らんでしまって、それで爆発して。
その時に先輩に相談しても、遅いですもんね。
それというのはどうなんでしょうか?
思い込みみたいな感じで、
その先輩上司の「忙しそう」というのは、
本当に忙しいかどうか分からないですもんね。
森先生:
「おっしゃる通り、思い込みですね。
やはりストレスというのは与えられるものじゃなくて、
自分の思い込み。
ストレスを自分で発生させてるということに気付いていかないと、
先輩や上司とか周りを忙しそうに見てる自分がいる、
その捉えてるのは自分なので、
実際は、おっしゃったように先輩や上司が
忙しいかどうか分からないんですよね。
とにかくもう遠慮なく、
そういうことを先輩も相談してほしいと
望んでいるんだという事実を受け止めて、
どんどんと遠慮なく相談していこうということをお伝えしています。」
思い込みと、それから事実ということですね。
ありがとうございます。
そうするとどうでしょうか。
何かストレスを溜めてそうだなという新入社員さんがいた時に、
例えば森先生が直接言うとすれば、
今のような「上司に相談した方がいいよ」とか、
「こういう風にこういうことを意識するとストレスが結構緩和できるよ」という
何かコツとか、いかがでしょう。
森先生:
「一言で言うと、お互いに雑談ができる関係ですね。
「何か相談事があるか」と言うと結構遠慮しちゃうので、
「最近どう?趣味なんかはどう?」
「君こんな趣味あったよね?楽しんでる?」
そういう会話をかけるだけでいいんです。
それをきっかけにして、新入社員の方からも、
「そういえばちょっとこれ相談していいですか?」
という切り出し方がしやすいので、
ですから先輩からも上司からも別に相談というよりは、
気軽に「最近どう?」みたいなところで声をかけてあげる。
そのコミュニケーションの頻度が、
相談しやすさのある関係に変わっていくんじゃないかと思います。
「何か相談事ないか?」とか、
そういう固い感じじゃなくて、
日々の雑談を含めたコミュニケーションをたくさんしておくと、
部下・後輩・新人も相談がしやすいということですね。」
ありがとうございます。
上司目線ですとそんな感じで、
それから新入社員さんに対しては、
ストレスマネジメントやメンタルヘルスなど
メンタルを良くする上でのアドバイスとしてはどうでしょう。
どんなことを気を付けたら、
新入社員としてストレスが減っていくでしょうか。
森先生:
「やはり印象の影響が大きいので、
先輩の受け止め方というと、どういう受け止め方をしてるかというと、
相手の言い方・表情・態度。その影響が大きいと。
ですから例えば笑顔が多い新入社員からすると、
寡黙な先輩はすごく冷たく見えちゃうんですね、
相手の本質を見抜くこと、表面的なものじゃなくて、
普段の雑談の表情を思い出して、それで遠慮なく声をかけていただきたい。
そんな伝え方をしています。」
印象でこう勝手にこう決め付けて、
「なんかこの人怖いな」とか場合によっては、「忙しいな」とか、
勝手に膨らませて、ストレスが溜まっていっていうことですね。
ありがとうございます。
自分自身の捉え方でストレスというのは、
変わっていくというところですけれども、
あとは例えば、
先ほどの「一か月とかで仲良くなれそうにない」とか
半年後とか一年後に、辞めたくなるような新入社員さんに、
なにか一言、声をかけてあげるとしたら
どんなアドバイスをされますか?
森先生:
「先輩も上司ももっと、成長してほしいわけです。
その「成長」ということを考えたときに、
「支援する」とか曖昧な言葉じゃなくて、
「一か月後にこんなことができるようになろうね」とか、
「半年後にはこんなことができると、もっと仕事進むよ」とか
自分が何かを体得できたとか、
できないことができるようになったとか、
そういう自分が何かできた状態を、
半年後とか一年後とか具体的に示してあげると、
だったらもうちょっと
頑張った方がいいのかなと。
ちょっと希望が持てるようになる
できるようになるということを、
具体的に示してあげるといいと思います。」
上司としてですね。
本人として、もし自分自身でやろうとしたら、
半年間でできたことを自分なりに整理してみて、
やはり私は成長できたんだなということを実感できると、
この先も頑張ろうかなという気になるということですね。
ありがとうございます。
今回は森先生にいろんなテーマで、
新入社員の育成という中でも、
上司目線、そして新入社員さん本人がどう考えたらいいか、
どう捉えていったらいいかというお話をしていただきました。
「思い込み」
まさに「忙しそう」とか、
「この人怖そう」とか、そして「全然成長してないんじゃないか」
このような思い込みが、結構ストレスを大きくしてるんじゃないかなというのが、
本日大変勉強になりました。
ぜひ、この番組を見ていただいている上司の方であれば、
部下と気軽なコミュニケーションを取っていただいて、
相談されやすいようなそんな雰囲気を作っていただきたいですし、
もし新入社員さんや若手の方が見ていただいているのであれば、
ぜひ思い込みを一旦なくし、
本質を探ることを考えていただくといいんじゃないかなと思います。
本日は貴重なお話を
誠にありがとうございました。
次回も森先生に来ていただいて、
また別のお話をしていただこうと思っております。
ぜひ次回もご覧ください。
そしてチャンネル登録まだの方も、ぜひお願いいたします。