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最近の新入社員の傾向とは?
経営者が知っておくべきポイントを教えます!

動画概要

・最近の新入社員の傾向とは!?
セールスアカデミーでは年間300名前後の新入社員様と接する中で、
見えてきた今年の新入社員の傾向をご紹介致します!

・人事・経営者様を悩ませる新入社員の傾向
学生気分が抜けない、言われたことしかしない・・・等々、
多くの企業様からお聞きした悩みをご共有します!

・今年の新入社員に見られる共通点は、なぜ見られるようになったのか!?
新入社員の傾向を、社会背景を元に紐解いていきます。

・傾向を踏まえて新入社員へどのように接するべきなのか
新人教育において、初めに行うべきマインドセットについてご紹介致します。

(弊社代表 宮脇: )
今日は第1回目という事で、
新入社員さんの傾向についてお伝えしたいと思います。

私たちはこの6~7年、毎年300名前後の新入社員さんの研修を手掛けてきました。
そこで見えてきた傾向を今日はご紹介します。

今日は現時点で2021年ですが、残念ながら毎年毎年新人のビジネスレベルが下がってきたという
非常に苦しい数年だったと思います。

ところが2021年4月に入社した新入社員さんはとても良かったです。
なぜ良かったのか、これは後ほどお伝えしたいと思いますが、
まずこの数年でどんな状況が起きたのでしょうか。

多くの企業、あるいは人事の方が悩まれる例として、こんなことがあります。

まず、「学生気分がなかなか抜けない」、「言われたことしかしてくれない」、
「ちょっと厳しいことを言うとやめてしまう」、あるいは営業職ですと、
「なかなか成果が上がらないと、もう自分でギブアップしてしまう。」「もういい、ということで早期離脱をしてしまう」、
中には「上司・先輩に反発する」、こういったことで10年前ではちょっと考えられなかったような新人が増えてきました。
年々レベルが下がって行ったんですね。そのようなことに悩んでいる経営者の方や人事の方、それから育成担当者の方は多いんじゃないでしょうか。

なぜこうなったのか、時代背景から考えていきたいのですが、大きく3つあると私は思っております。

1つは「ゆとり教育」ということなんですね。ゆとり教育が良い悪いは正直議論が難しいです。
良い面といえば、例えばメジャーリーガーの大谷翔平選手が、あのような世界トップクラスの成績を挙げる、これはゆとり教育の一番わかりやすい成果でした。

ところが大多数のビジネスパーソンがちょっと残念な方向に行ってしまいました。
ゆとり教育というのは例えば、あまり競争をさせない、それから教科も詰め込みすぎない、勉強を詰め込みすぎない、つまりややゆとりがある生活をしてきたわけです。
ところが社会に出たらどうでしょうか。1日目からゆとりがない生活が始まるわけです。ゆとりがない生活に慣れていない人がドーンと放り込まれるとそれはなかなか厳しいですよね。まず一つ目がこれです。

2つ目は売り手市場だったということです。つまり学生が強いんですよね。
どの会社を受けようかな、そして内定をいくつかもらったらどちらの会社に入ろうかなというように、自分が会社を評価する立場にいたんですね。

これはつまり「お客様」ということなんです。この「評価する立場」「お客様の立場」で入社しその感覚をずっと引きずってしまうので、会社や上司や先輩を評価するようなそんな立場で仕事をしてしまうんです。これが二つ目の厳しい要素です。

3つ目の理由は「人手不足」だという事なんですね。
多くの会社で人が足りない、人が足りないので採用せざるを得ない。ところが売り手市場ですからなかなか応募がない、そうするとどうなるでしょうか。
採用の基準を下げて、場合によっては片目をつぶって採用するという形になりますよね。ですから、今までと同じような教育をしても期待する成果が上がらないということになるわけです。さらに人手不足ですから、教える側も忙しいです。丁寧に教える余裕がない。このような理由でなかなか活躍しない人材が増えてきた。こういう風に思います。

ではどうしたらいいのか。
やはり最初の一日目、あるいは一ケ月目に「もうあなたはお客様ではない」ということを伝えるという事なんですね。この話を新入社員研修で伝えると、だいたい7割くらいの人が理解します。

3割くらいの人は、そのお客様感覚が抜けきれずに、話は理解したけれどなんか納得がいかないという雰囲気の人もいます。ただ、この人たちも数カ月~数年経てば段々理解していきます。5%くらいの人はずっとお客様感覚を持って活躍しないというそんな危険性もありますが、こういった5%の方はどの時代にもいますからあまり気にしない方がいいと思います。

早い段階で、出来れば初日に、あるいは一週間以内に、遅くとも1カ月以内に「あなたの立場は変わったんだよ」と「私たちがあなたを評価します」、「あなたは会社やお客様から評価される立場になった」、この立ち位置が変わったということを是非、伝えてあげて欲しいと思います。

これは新入社員本人のためにもなりますので是非おすすめしたいと思います。

今日のお話はまとめますと、まず時代背景により新入社員さんがなかなか活躍しづらい、そして売り手市場、人手不足、このような3つの理由で非常に厳しい状況にあります。お客様感覚である新入社員さんに対して早い段階で「お客様ではないですよ」という事を伝えるわけです。

次回の動画では、具体的にどのような働き掛けをすれば、お客様感覚がなくなっていくかこの点についてお伝えしたいと思います。

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