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新入社員教育

2024年卒 新入社員の傾向

2024年の3月中旬から7月まで、全国各地で新入社員研修を実施しました。
2024年は1051名の新入社員さん達に受講していただきました。
長い人ですと23日間受講するのですが、全国の新入社員さん達と接して見えてきた今年の傾向をご紹介いたします。

素直で真面目

数年前までは講師に対して反抗的であったり批判的な人が数名いたのですが、今年は全国の会場でそのような人はおらず、皆さん素直で真面目に研修を受講してくれました。
この素直さはビジネスパーソンとしてとても大切であり、成長が期待できる新人であると思います。

求められたら挙手して発言をしますが、質問は少ない

2023年度の受講者は質問も発言も少なかったのですが、2024年度の受講者は発言をする人が例年よりも多かったです。この点はとても期待できると感じます。

一方、質問はほとんどなかったです。
ただ、休憩中に質問に来る人がけっこういました。
質問を聞くと、それは講義中にしてもらった方が良い内容でしたので、ほぼ毎回、「とても良い質問で、他の受講者にも聞いて欲しい内容なので、研修中に回答しますね」と伝えたことがとても多かったです。

なぜ研修中に質問をしないのでしょうか?理由は2つあると感じています。

一つは、浮きたくないという心理です。
今どきの若者はとにかく浮きたくないのです。
質問をすると良くも悪くも目立ってしまいます。

二つ目の理由は、自信がないということです。
最近の新入社員さんはとにかく自信がないです。
表面的には自信がありそうな雰囲気でも、実は自信がないという人がとても多いです。
自信がないから、質問を思い付いても「これを理解できないのは私だけかな?みんな分かっていることを質問して皆さんの時間を奪うのは申し訳ないな・・・」といった心理です。

社内の会議でも同様のことが起こる可能性があります。
会議中に質問がなかったので、理解してくれていると思っていたら全く分かっていなかったと。
少し丁寧過ぎるかもしれませんが、会議が終わってから個別に「会議内容で分からなかったことがあったら教えるよ」と言ってあげると、けっこうな確率で質問が来ると思います。

ビジネススーツにスニーカーを履いてくる

2023年の新入社員研修ではなかったのですが、2024年の新入社員研修で複数の会場で見られたことです。
ビジネスを何年もしており、また会社のルールに則っていればどのような靴を履いても良いと思います。ただ、新入社員研修でマナーについて学ぶ場であれば、ビジネスシューズを履くのが一般的です。
教えてあげたら理解し、その通りにできます。

しかし、教えなかったらできないですし、そんなことも知らないのか?と感じるようなことも分かっていないことがあります。
これはどちらが良い悪いではなく、育ってきた環境の違いです。
新入社員さんのためにもハッキリと指摘してあげた方が良いと思います。

目線は合わせるが、頷きや返事が不充分

2023年の受講者は最も反応が薄かったです。
講師の話を聞いているのですが、頷かず真顔なので、聞いているのかどうか、理解しているのかどうかが全く分かりませんでした。
2024年は少し良くなりました。目線は合わせてくれました。
ただ、頷きや返事が不充分でした。

「話している人の方を向いて、目線を合わせて頷きましょう」と教えると皆さんできるようになります。決して無視しているわけではありません。
コロナにより、学生時代にオンライン授業が多かったことが原因であると思われます。

意識と行動をガラリと変える新入社員研修

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