information
教育担当向け情報
新入社員教育

2023年卒 新入社員の傾向

2023年の3月中旬から6月まで、全国各地で新入社員研修を実施しました。
2022年は受講者数が488名でしたが、おかげさまで2023年は901名と大幅に増加。長い人ですと23日間受講するのですが、全国の新入社員さん達と接して見えてきた今年の傾向をご紹介いたします。

素直な人が多い

毎年、数名は講師に対して反抗的であったり批判的な人がいたのですが、今年は全国の会場でそのような人はおらず、皆さん素直に研修を受講してくれました。 この素直さはビジネスパーソンとしてとても大切であり、成長が期待できる新人であると思います。

できている人を意識的に褒めると、承認欲求が高いので後に続く

弊社は「甘やかさない新入社員研修」というコンセプトで運営しております。 新入社員に対して、できていないことや良くない態度を取った時はハッキリと指摘します。 ただ、数年前から指導方法を使い分けるようにしました。 例えば、研修開始時刻ぎりぎりに来るような受講者がいた場合「ぎりぎりに来たらダメですよ、もっと早めに行動をしなさい!」と注意していました。 ところがこのような指導では変化が生まれないことが分かり、逆にできている人を見つけて褒めるようにしました。 「〇〇さんはいつも時間にゆとりを持って行動していて素晴らしいですね!ぜひこの調子で頑張っていきましょう」と。 そうすると、周りの人も良い行動をするようになってきたのです。 今どきの若者は「褒められたい」という承認欲求が高いため、褒められている人と同じような行動を取れば自分も褒められる・認められると考えるのだと思います。 また最近の若者は「浮くこと」がとにかく嫌いです。 周りの人が行動を変えた際、自分だけ何もしなかったら浮いてしまいます。 ですから周りのみんなに合わせていくのです。 このような理由からできている人を意識的に褒めると行動変化が生まれやすくなっているのです。

学生気分の人は少ないが逆に元気がない

昨年2022年の新入社員さん達はとにかく元気でした。 休憩時間中は騒ぐ人もおり、私たち講師陣が注意しなければならないこともありました。 ところが今年2023年の新入社員さん達は、ほとんどの会場でそのようなことはなかったです。 ただ一方で元気がなく、返事・挨拶の声が小さい人が多かったです。 弊社の研修では大きな声で返事・挨拶をするよう徹底しますので少しずつ声が出てきます。さらに、弊社の研修で特徴的なボイストレーニングの講座を受けた人は声の質が変わり、とても通る声になっていきます。 元気よく発言することの重要性を伝えトレーニングをすれば、良い声が出せるようになるのです。 「今年の新人は元気がないな~」で終わるのではなく、ぜひ元気よく返事・挨拶・発言をするよう指導していただきたいと思います。

反応が薄い

昨年と最も異なる傾向が「反応が薄い」ということです。 講師の話を聞いているのですが、頷かず真顔なので、聞いているのかどうか、理解しているのかどうかが全く分かりません。 ある上場企業の人事部長がこのように仰っていました。 「入社式で新入社員20名に話をしたのですが、全く反応がなく、途中で話をするのが辛くなってきました」と。 この現象は全国各地で起きています。なぜ、このような状態になったのでしょうか? ある受講者がこのように言っておりました。 「私たちは大学2年生から卒業するまでオンライン授業が多く、画面オフのまま講義を聞くことができたので、頷いたり反応するといったことに慣れていないような気がします」と。 皆さんの会社に入社した新人さんが上司・先輩やお客様の話に反応していなかったら 「話を聞いていたら、頷くように」とハッキリ指摘していただきたいと思います。 本人は悪気が全くなかったりします。そして素直な人が多いので、改善しようとします。
記事共有用SNS

関連記事

助成金情報-新入社員研修に活用できる助成金-
最近の新卒社員「5つの傾向」
福岡の新入社員の特徴|経営者・人事担当者の声
CONTACT

お問い合わせ

「ご相談無料」お気軽に お問い合わせください

受付時間 9:00〜18:00(土日祝休)

お問合せフォーム