株式会社セールスアカデミー・代表取締役の宮脇です。
弊社が新入社員研修の初日にお伝えしている社会人としての心構え10ヶ条のうち、
今回は「5.いつ頑張るのか」について解説したいと思います。
1.給料は誰からもらっているのか?
2.評価者は誰か?
3.若者への見方
4.仕事の楽しさ
5.いつ頑張るのか
6.価値提供
7.結果とプロセス
8.モチベーション
9.変化
10.コンプライアンス
私の経験上、スポーツや勉強は最初うまくいかなくても後から追い付き・追い越せると思っています。ただ、ビジネスはそう甘くはありません。
例えば、新卒入社のAさん・Bさんの二人がいたとします。
Aさんは1年目から一所懸命に仕事をし、自分の時間で自己研鑽もしてレベルアップし、上司からの信頼も厚く、日々任される仕事が増えていきました。
一方、Bさんは仕事なんて頑張ったところで大して給料も差がつかないので最低限のことだけをやっておこうと考え、手を抜いて仕事をしていました。
当然ながら上司からは評価されず、任される仕事も入社した頃と比べほとんど変わりませんでした。
入社して5年ほど経った時、同期のAさんは役職が上がっており、任されている仕事も自分と比べはるかに高度になっていることにBさんは気付き、ようやく危機意識を持ちました。
そして、よし今日から自分もAさんのように仕事を頑張ろう!と心を入れ替えたとします。
ただ、残念ながらBさんに任せる必要はありません。なぜなら仕事ができるAさんがいるからです。
「仕事の報酬は仕事である」と新入社員研修でよく伝えますが、最初から良い仕事をする人には更に仕事が任され、そうでない人には最低限の仕事しか振られません。二極化するのです。
絶対に後から追い付けないというわけではありませんが、ものすごくパワーが必要になります。
その努力ができるのであれば最初からした方が絶対に良いと思います。
ビジネス人生において、いつか頑張る必要があります。
それが20代なのか、50代・60代で頑張るのか?新入社員の皆様には、どちらが良いのかを考えて欲しいと思います。