株式会社セールスアカデミー・代表取締役の宮脇です。
弊社が新入社員研修の初日にお伝えしている社会人としての心構え10ヶ条のうち、
今回は「4.仕事の楽しさ」について解説したいと思います。
1.給料は誰からもらっているのか?
2.評価者は誰か?
3.若者への見方
4.仕事の楽しさ
5.いつ頑張るのか
6.価値提供
7.結果とプロセス
8.モチベーション
9.変化
10.コンプライアンス
最近の若い人は、とにかく楽しむことが重要であると考えている人が多いです。
このこと自体は悪いとは思いませんし、私も人生を楽しんでいます。
ただ、仕事については「楽しい!楽しい!」なんてお気軽なものではないと思います。
イメージですが、8割ぐらいが憂鬱だったり億劫だったりしんどいことで、
残り2割ぐらいが純粋に楽しい、そして総じて仕事は面白いということだと思っています。
入社1年目・2年目で仕事が楽しくなくても、それは普通であり、楽しいか楽しくないかはお客様や上司には関係のないことです。
もちろん、楽しむ工夫をすることは良いことだと思います。
楽しくなくてもお客様や上司が求める仕事をしっかりとしていれば良いし、
逆に自分は楽しんでいてもお客様や上司に評価されるような仕事をしていなければ、それは単なる自己満足です。
新入社員研修でこの話をした時、プログラマーになる新入社員さんが私にこのように言ってきました。
「私はプログラミングの研修中、全然楽しくなく、楽しめていない自分をダメだなと思って落ち込んでいました。
ただ、宮脇先生から仕事は楽しくないのは普通だと聞いて、すごくホッとしました。」
仕事に対して楽しさを求めすぎるのは良くないと思います。それを学生や若い人達に押し付けることも。
上司・先輩が楽しそうに仕事をしていたら、きっと若い人達も少しずつ仕事の意義が分かってきて、楽しめるようになるのだと思います。